左手のピアニスト智内威雄さん/2月21日付け読売新聞で特集

プラネ

2021年02月21日 23:11

僕は40代でクラシック系の音楽に興味を持つようになり演奏会の観賞回数は200回を越えています。好きが高まり50歳からピアノを始めました。しかしやると聴くとは大違いでピアニストに対する尊敬の気持ちが強まり積極的に演奏会に行ったり行かれなくても告知して盛り上げたいと思うようになりました。

今日2月21日付けの読売新聞で左手のピアニスト智内威雄さんの特集がありました。

智内さんはドイツに留学中の2001年に局所性ジストニアを発症、筋肉が収縮して指が勝手に上がったり硬直したりする病気で両手で演奏が出来なくなりました。

そんな中で左手だけで演奏するピアノ曲に出会ったそうです。

1度に弾ける音は半分ながらもエコーをかけるペダルを効果的に使うことで残響を生かした演奏が出来て音が少ないのは利点になると智内さんは語っています。

第一次大戦で右手にケガをしたピアニストのために左手の曲が多く書かれたそうですが埋もれて行きました。智内さんは左手アーカイブプロジェクトを開始忘れられた名曲を発掘したりアマチュア向けの曲を作るなど多方面で活躍、左手のピアノ曲を無形文化遺産に登録したいと頑張っているそうです。

個性は弱点の中にある…というのが智内さんのメッセージになりますが逆境を越えてきたピアニスト故に言葉に重みがあります。

智内さんの更なる活躍といつか長野市にも来てくれることを願っています。

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