陶王子2万年の旅/8月5日まで長野ロキシーで上映

プラネ

2021年08月01日 22:50

長野ロキシーさんで8月5日まで上映中の[陶王子2万年の旅]という陶磁器の歴史を描いたドキュメンタリーを7月25日に観賞しました。

父は炎、母は土を両親に持つ陶王者は2万年前に土器という形で誕生しました。土器の発見はかつて狩猟生活で移動していた人類に定着するという変化を与えました。

土器が生まれた2万年前から宇宙開発に陶磁器が使われる現代まで陶王子が2万年の歴史を案内するストーリーでした。

1.陶王子の誕生
2.縄文/土器は神の賜物
3.メソポタミア/土器がもたらした文明の大転換/1万年前
4.ギリシャ/土器は神のものから人間のものへ
5.中国/金属器の到来と陶工たちの暗黒時代
6.中国/釉薬の誕生
7.白磁の誕生
8.エジプト/青い器の謎/5千年前
9.中国・景徳鎮/青い花/700年前
10.スペイン/イタリア/中国の陶器を真似たい
11.ドイツ/ヨーロッパで磁器の模倣に最初に成功したマイセン
12.フランス/多彩色の革命
13.人類を月へと運んだ磁器/ファインセラミックス

個人的に印象的だったのは古代エジプトではお墓に青い器を入れたそうです。空の青さとナイル川の青さで手に入らない青さを器に託したそうです。

中国の陶器の技術をヨーロッパが真似出来なかったことに昔の中国の深さを感じました。

幽閉されながら陶器に打ち込んだ人がいたことなど陶器は人類の歴史でもあると思いました。見応えのあるドキュメンタリーでした。

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